弁護士のブログBlog
N山美穂さんの死因は何か
- 2024-12-10
外野席からは、勿論、真相は分からないし、断定できない。
だが、「入浴中の不慮の事故死」と聞いて、
「ああそうでしたか」と納得するようでは、弁護士は務まらない。
あんまり詮索的なことを書くと、不謹慎だという批判を浴びるのかもしれないが、一般的な弁護士はどう考えるか?
高齢者の場合、特に身体障害をもつご老人であれば、ちょっとした拍子に、浴槽内で、ツルッとすべて仰向けの状態で湯を呑んでしまって、浸水・溺水・窒息死してしまう例が時にある。「保険金が支払われるべきか否か。」、あるいは、「介護に携わっていた伴侶が事故死を偽装したのではないか?」などと、あらぬ疑いがかけられて、かつて、相談を受けたケースがないではない。
だが、N山美穂さんの場合は、54歳の女性。
「入浴中の不慮の事故死」といったところで、致死性の不整脈や、心因性、血管性の急性疾患による急死は考えにくい。となると、残る可能性は、ほぼ一つ。
あくまでも一般論であるが、深酒・酩酊して湯船に浸かっているうちに寝込んでしまい、溺水・窒息死、ってところかなぁ…。血中アルコール濃度が公表されることはないであろうから、真相は「藪の中」だが…