弁護士のブログBlog
コレが「東大理3(医学部)」に合格するための勉強法かぁ?
- 2025-03-14
「東大理3(医学部)」は、今も昔も、我が国の「大学受験界の最難関」であることに異論はない。東京大学内部でも、理3の学生は、他学部生から一目置かれ、「鬼のリサン(理科三類)」と呼ばれている。
ところで、昨日、昼休みにネットニュースを見ていたら、下掲(抜粋)の広告記事が出ていた。
水色の表紙の「世界史B」は、昔懐かし山川出版社の教科書で、昔から我が国の大学受験界の教科書としてスタンダードであった。私も使用した。
だが、私も、少なくとも30回以上は、くりかえし「山川の世界史B」読み込んだが、それでも、如上のようなボロボロにはならなかった(相当程度、手垢にまみれたことは否定しないが…)。
このことはひとまず措くとして、
私の周囲にも「東大理3・医学部卒」の知人が若干名いるが(昨日の会合にも約1名いた。)、基本的に彼らの「頭脳」は、そもそも、私の「凡庸な頭」とは「構造的に」異なっている(ように思う)。読んだ教科書のページがそのまま「画像として」脳裏に焼き付いていくのではないか?と思われるような記憶力で、「世界史B」の教科書など、せいぜい3,4回も読めば、全部丸ごと頭に入ってしまうのではないか、とさえ思える。
「何度もくりかえし教科書を読む!」ことが受験勉強の王道であり、正攻法であることは全く異論がない。だがしかし、「東大理3」の受験生を念頭においた場合、「鬼のリサン(理科三類)」に合格した受験者が、はたして如上の勉強法(教科書がボロボロになるまで「繰り返し」読む方法)を「共通」にとっていたかといえば、甚だ疑問である。文系科目(社会科)を『教科書の勉強だけ』ですますことは当然であろうが。