北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

フツーに,出ません!! 中弁連大会

わが愛知県弁護士会の会報(2018.7月号)に,
全会員(弁護士)に,今年10月に愛知県弁護士会が主催する
中弁連大会への参加を呼びかける記事が出ていた。

「出るよね,フツー!! 10/19中弁連大会」
と書かれた,漫画家・中村真氏のマンガ,じゃなかった,
中村真弁護士(兵庫弁護士会)のイラストが掲載されている。

なんで「部外者の」女性裁判官から,
「ところで先生は,10月の中弁連大会,出られますか?」
と尋ねられるわけぇ??

「中弁連大会」とは,「中部弁護士会連合会定期弁護士大会」の略語で,
毎年10月,名古屋高裁管内にある弁護士会に所属する全ての弁護士が,
一堂に会して虚構,じゃなかった挙行される集会のことである。

昔の先生方は,毎年,真面目に「中弁連大会」に参加していた。
同業者どおし刺激し合って,人権意識を高揚させる意義があったに違いない。
(私が修習した大分弁護士会では,弁護士の先生方皆さん,フツーに「九弁連大会」に参加されていた。)

が,今では,フツーにサボるのが当たり前となっている。
何故か? 私事では,
そもそも「中弁連への帰属意識」など持ち合わせていないし,
参加する意義を感じないからである。

弁護士会(会報)の「中弁連大会」に参加する意義に関する公式見解はどうか?

「繋がり」ってなんじゃい?
連帯意識・帰属意識のないところに,「繋がり」が生じようか?
(愛知県弁護士内部でも,弁護士が皆,連帯意識・帰属意識をもっているか?
 ・・・極めて怪しい。)
これまで,中弁連で形成された「司法制度に関するまとまった意見」が,
何らかの社会的影響力をもったことがあったであろうか?
「急速に変化する時代のニーズ」とは何か?
茫漠とし過ぎて,捉えどころがない。
「そうだとすれば」
「中弁連大会の意義」など極めて乏しいことが
上掲公式見解からも「自ずと明らか」ではないか。

 

じゃあ,今年の中弁連大会はどうよ? どうよ?

まさに「お祭り」ですね。
「基本的人権の擁護と社会正義の実現」とは無関係の。

藤井聡太7段のお師匠・杉本昌隆先生(名古屋市出身)がみえるなら,
ちょっと顔をだして見に行こうか? というレベルの話ですね。

一方,「今年の中弁連大会」は,

「弁護士川柳も募集中です。」とある。

が,各会員(弁護士)が,応募できる川柳は三句まで,とのこと。

ちなみに,私が応募した「弁護士川柳」三句は,次のとおり。

 

貧乏や 川柳ひねる 暇もなし

相談者! 初回無料は アタリマエ?

真実に 背を向けるのか? 裁判官!!

 

「日の目を見ない」で,ボツにされるのも癪に障るので,わがブログで,のせてやったがな。