北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

人間,「魔が差した」と思う時

昨晩(令和3年12月17日),毎年恒例の名古屋刑務所事件・関係者の忘年会を挙行。
あの当時,コノ国策冤罪・刑事事件でお世話になった,名古屋大学名誉教授や,名工大名誉教授ら(確定審の公判当時は,バリバリの現役教授陣だった。)に集まっていただいているが,当時,弁護団の実質的な「特捜部長」として,国会議員の国政調査権に基づく調査・情報収集にご協力いただいていた,河村市長にも,毎年,参加していただいている。

今年も,イロイロあった。

冒頭,自称・司会の私が,河村市長に一言。

「河村被告人に告ぐ。(金メダル囓り事件について)『弁明の機会』を与えるので,皆さんの前で,言いたいことがあれば,申し述べよ。」

「まーヨー,後藤さんが,気さくで剽軽な女の子で,『市長,金メダル,首にかけてみる?』と言ってくれたので,『ホントぉ?,嬉しいなぁ! じゃ,かけてぇ』といっちゃったもんで,後藤選手が金メダルを首にかけてくれたんだわ。ワシも(某名誉教授に向かって)○○先輩,高校(旭丘)時代は,これでも,バトミントン部のキャプテンだったんだわ。高校時代にトラウマになるような苦い思い出(内緒)があって,『金メダル』が夢だった。後藤さんに首に金メダルをかけてもらって,嬉しくなって手に取ったら,結構,重くてねぇ。反射的に,手が口元に,動いちゃっただんだわ。『魔が差した』という言葉は,まさにこのような時のことをいう言葉なんだなぁ。・・・・(中略)・・・山下泰裕会長(日本オリンピック委員会)からは,『もうこれ以上,メダルにも,話題にも,触れるな!』と厳命されているんだわ。後藤さんの方では,『私は全然,気にしてません。ネタにしてもらってもかまいません。』と言ってくれているんだがなぁ・・・。」
「どこで?」
「○スポの記事に書いてあった。」
「そんな,スポーツ紙の書くことなど当てになるか! きちんと,本人に『色紙に』宥恕の意を,『念書』のように書いてもらって,証明してもらわんと,あかんわ。」
(河村市長には,騒動になった後の謝罪会見・原稿は,名古屋市事務局に任せず,私に任せてもらいたかった。)

 

後藤さんにも一言。
宥恕してやってもらいたい。
君にも「落ち度」があるとは言わんが,
「ジョーズ(JAWS)」の前に,餌(エサ)を光らせ,ちらつかせた君もなぁ・・・

 

 

12.20 追加