北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

「(産みの)苦しみ」の先は,「喜び」に換(か)わる?

オリンピック選手の過酷な練習(刻苦)の先に,「メダルの喜び」があり,
過酷な(?)受験勉強(刻苦)の先に,「合格の喜び」がある。

出産の苦しみの先には,「児の誕生の喜び」がある。

「苦しみ」が「喜び」に「転換」する。

さて,
この「換」という字が,意外にも,女性の出産場面(姿勢)を
表記していたという。

ツクリの「奐」の字は,女性が「跨(胯;また)」を開いている状況で,
テヘンの「扌」=「手」は,新生児を手で取りあげることを示す,とのこと。

但し,「換」の字が,
(「刻苦」が「歓喜」に)「交換される」(とりかえられる)意味となった過程は,
よくわからない,とのこと。

<参照>
白川静「常用字解」(平凡社)
出口汪(ひろし)監修「本当は怖い漢字の本」(水王舎)