弁護士のブログBlog
わが郷里は,愛知・岐阜・三重を「東海三県」と呼び,
この三県を管轄するのが名古屋高裁本庁だ。
地方新聞の社会面は,東海三県での出来事のウエイトが大きいが,
「名古屋高裁」+「逆転」というキーワードが目に入ると
「もしや藤山部長?」という推定が働き,
(相手・被告が)「国」というキーワードが加わると,
その推定が,「方程式」の如く,確信に変わる。
先般3月8日に掲載された記事の如く,
ご老人が国相手の裁判後に泣いて喜ぶ判決記事を読むと,
私も,思わず,もらい泣きしてしまう。
そして,昨日(3月12日),
何と,ダブルで,上記キーワードに接した。
またしても,いずれも藤山雅行裁判長。
司法裁判所は,弱者のためにこそ知恵をしぼり,「法」を活用する職責があると思う。
その職責を日々果たしてみえるのが,藤山雅行裁判長である。
まもなく定年を迎えられるとのこと。
如上の「方程式」が見られなくなるのは,随分と寂しいものだ。