最高裁の既済事件一覧表が、山中理司弁護士のブログに出てくる。
最新情報は、本年２月のデータ。この月に結論がでた上告事件は、「全滅」（すべて棄却）だったが、上告受理申立て事件の方はどうだったか。念のため、民事裁判の上告受理申立て事件の方を確認するに、本年２月に下された決定は、合計２４９件。結論は、やはり全件「門前払い」（不受理）。あらためてハードルの高さに「ため息」がでる。

これでは、高裁の「手抜き判決」を誘発することになる。「最高裁に上告、上告受理申立てされても、高裁判決が覆ることは、滅多にない。」などと、高裁判事らに慢心を抱かせることになるからだ。

弁護士的には、国民審査では、対象判事は、全員×をつけたくなる気持ちもわかってもらいたい。