昔も今も，「素朴な正義感」のもとに，
「ワル（悪）を，取り締まる」のが，
警察官の勤めだ。
では，
「ワル（悪）が，ワル（悪）を取り締まる」ことを何というか？
そう，
「毒をもって，毒を制す」だ。

私は，父が，愛知県警の警察官だったので，
大学時代，父から「警察庁への入庁をめざせ！！」
と言葉に出してまでは言われなかったが，
それが，当時，国家公務員となっていた，父の希望であることは承知していた。

が，私は，父の期待・希望を無視して，司法試験をめざすことにした。

が，大学時代，警察庁に入庁した知人が約１名いた。

『ワダくん』だ。

彼は，陰の薄かった私のことなど，記憶の彼方であろう。
が，私の方は，大学時代，
Ｍくんの勧めで，「法律相談所（部）」に入部したことで，
同部の部員だった『ワダくん』と言葉を交わした記憶がある。
（何を話したかまでは，さすがに覚えていないが。）

その『ワダくん』が，大学卒業と同時に，警察庁に入庁した。
「口の悪い」Ｍくん（後の裁判官）は，
『ワダくん』の警察庁入庁を評して，
「おおっ！　こりゃ『毒をもって毒を制す』だな。」と言った。
当時，身近な存在だった『ワダくん』が，
私の父が「羨望」したであろう道を進んだことで，妙に記憶に残っている。

・・・さて，アレから約３０年後の，今にタイムスリップすると，・・・

私は，「都落ち」し，「田舎」（名古屋）に帰って，
しがない弁護士になった。
しかしながら，「素朴な正義感」だけは失うまい，という心づもりで，
今まさに，愛知県警の本部長を処分庁とし，愛知県を被告とする，
国家賠償請求訴訟をやっている。
警察官が，職権を濫用し，
無断外泊を常習的に行い，ついには子どもを連れて家出した妻に対し，
哀れな夫が，「帰ってらっしゃーい。」と悲痛なメールを発したのに乗じて，
夫に対し，あろうことか，愛知県本部長名義で，ストーカー警告を発令してきた。
このため，私は，目下，愛知県警を相手に闘っているのだ。

愛知県警は「アホじゃないか！？」と怒って，裁判を起こしたが，一審敗訴した。
裁判所の（ハア・・・？？な）判断に唖然・呆然。目下，控訴理由書を起案中。

このように愛知県警を相手に奮闘中のところ，見付けてしまったがな。

今日（１２月２２日）の新聞。

『ワダくん』じゃん！！

中部管区の警察トップに君臨する，中部管区警察局長だぁ？？

「ほれっ，愛知県警本部長どもよ！，
　局長は私の友達じゃい。お前たち頭が高い，控えおろう！」
　などと言ってやりたいよなぁ・・。