弁護士のブログBlog
迷子の迷子の子猫ちゃん~♫
- 2025-01-28
道に迷ったとき、どうするか?
私は、迷わず通行人に道を聞く。
実際、私は町中で、よくご婦人に道を聞かれる。
(親切そうで、かつ、信用できそうな顔をしているからに違いない。)
では、夜道で、人通りが少ない場所で、道に迷ったら、どうするか?
一昨日、上京して、母校のキャンパス構内にあるというレストランで、同窓会をやることになっていたので、いい加減なGoogleマップを印刷しておいて、そのペーパーに場所と所在地と電話番号をメモしておいて、そのメモをポッケに入れて出向いた。渋谷でのんびり、コーヒーを飲んだ後、ちょっと(30分ほど)早めに、向かったつもりが…。
だが、井の頭線の駒場東大前で降りて、大学正門から入った後、左に回って900番教室を横切り、街灯もなく、薄暗くなったキャンパス内を歩いて行くうちに、「ここだな!」というようなそれらしい建物が見当たらず(実は、目的地を素通りしてしまっていた)、看板も出てないし、「あれっ? おっかしいなぁ…、キャンパスの外だったけかなぁ?」と思いつつ、反対側の門を出てしまい、道路脇に並ぶ建物の標示を見ながら、「上原2丁目」の交差点に出てしまった。
わからない!、
しかたがないので、レストランに電話し、「上原2丁目」の交差点からの道順を聞こうとするも、誰も電話に出ない! 困った。
そうこうすると、老人が犬を連れて散歩で歩いてきた。そこで、そのご老人を呼び止め、
「あのー、ここのレストランに行きたいんですけど…」とGoogleマップを示しつつ、「ここに描かれて線が井の頭線で、駒場キャンパスは、これで、今ここら当たりに立っているはずなんですが…」と相談する。ところが、この御老人は、グーグルマップを見ながら、考え込まれてしまった挙げ句に、
「こういうときは、近くてもタクシーに乗っちゃった方が確実ですよ。」
と、一見、もっともらしいアドヴァイスを受ける。
そこで、通りかかった空車タクシーを呼び止めて乗り込み、
「近所で申し訳ないが、急いでいる。目黒区駒場3-8-1のレストランに行って欲しい。」と頼み込む。だが、タクシーの運転手が言うに、
「お客さん、この地番は、大学キャンパス内ですよ。車は中に入れますか?」
ときた。
「入れるわけないでしょ!」
と答えると、
「だったら、ここからだと、大学の西門に戻って、そこから歩いていただくしかないのでは?」という。
「じゃあ、すぐに西門に行って頂戴。」
といって、西門手前でタクシーを降りると、学生が一人、暗闇の中をこちら向かって、歩いてきた。
「ちょっと、君!」と言って呼び止め、いいかげんなGoogleマップを示しながら、「ここのレストランに行きたいんだが、場所わからんかなぁ。」
と懇願するように聴くと、聡明そうなこの東大生は、レストランのことは知らなかったが、
「多分、この坂道を真っ直ぐあがっていくと右手に階段があるので、そこを上がって、前の建物をぐるりと回って、左手の建物がココではないでしょうか。」
というので、「ありがとう。助かった!」と礼を言って、走り出した。
学生の言うとおり、坂道をあがっていき、右手の階段をあがり、その上の建物を回って、左側に曲がった後、通り過ぎた建物と同一の建物にでた。おかしいなぁ、入り口の電気は消えているし、…と思いつつ、建物の中に入って、管理室のような部屋で仕事されていた方に尋ねると、
「ああ、このレストランね。隣の建物の二階にありますよ。」
とのこと。すぐに隣の建物の階段を駆け上がると、キリキリセーフ。
さすが、“旧制一中”の同窓会館を改築しただけのことはある。場所がわかりにくい!
われわれ世代が学生時代、本郷キャンパスに移った後、何年も経ってから、同窓会館が改築されていた(のを後で知った。)。標識も建物内にしか貼られてないのに、なんでクラスメートの連中は解ったのだろうか?
二度とこのようなことがないように、
今頃になって、娘に、スマホのGPSの使い方を教わった。
久しぶりの母校は、時計台が見られず。
懐かしの900番教室
昼間に行くと、こんな外観の建物だったのか。