昨日，円空学会から，〈創立五十周年記念〉の論文集
『円空研究＝３５号〈創立五十周年記念〉』と，
『円空学会だより』季刊第２００号が送られてきた。

学会論文集『円空研究』への投稿は，まだまだ実力不足のため今回は見合わせたが，記念すべき第２００号の『円空学会だより』をよく見ると，私の名前が，三カ所に登場していた。憂鬱な日々が続くなか，久方ぶりに嬉しかったので，ブログ読者にも紹介しておきたい。

一つ目は，「創立五十周年記念に何をしたらいいと思うか」という趣旨のアンケートに対する回答であるが，この回答は，「先着順に」回答者全員が載せてくれていたので，大したことではない（私の回答は，二番に到着したようで，「！！」まで正確に載せてくれていた。）。

 

二つ目は，小島梯次先生（理事長）が，「一宮市新発見の円空仏について」と題する論考の中で，私のブログの内容（注：模作ではないか？と疑問を呈した）を引用・紹介してくだすった上で，その当否を，丁寧に検証・批判してくださっていた。これについては，後日，頑張って再反論してみるか，あえなく白旗をあげるか，もう少し考えてみたいと思う（既に旗色悪く，敗色濃厚ではあるが・・・）

 

そして，三つ目は，谷山敦子女史が「蓮の花びらに乗る人物は誰か」と題する論考において，大般若経の扉絵（仏画）に押捺されている，円空の校閲印において描かれている「蓮の花びらに乗る人」（下掲）が誰か？ を解き明かす論考の中で，私の論文の内容を援護してくれていた。嬉しい！！

 

これを機に，仕事の合間，「我流ではあるが」円空研究に精進したい。