北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

「ゆひら」とさわぐ?

私のブログは、(「常連の」読者はお気付きのことと思うが) 讀賣新聞の「編集手帳」と、朝日新聞の「折々の言葉」を引用することがやたらと多い。どちらも、共感できる記述、あるいは、心に響く言葉が紹介されていることが多いからなのだが。
今日(10月13日)の「編集手帳」は、種村弘さんの一首で結ばれている

 

体温計くわえて窓に額つけ
  「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ

 

「ゆひら」って何よ?
「ゆのひら(湯平温泉)」?
…でも、「雪のことかよ」とあるが…
そうか。風邪をひいて熱を出したのか、幼児(多分、女児)が体温計を咥えたまま、熱っぽくなったおでこを、ひんやりとした窓に当てて冷やしていると、そこから見えた外の光景を見て、「ゆひら(雪だ!)」と、嬉しそうに叫び、騒いだのか。コラム筆者が紹介したくなる、微笑ましい一首でした。

 

ちなみに、今日(10月13日)の「折々の言葉」は、フランツ・カフカ。

 

「何もしないこと」
「しているふりをしてしないこと」
「してないふりをしてちゃんとやること」
との差について、鷲田先生は、「紙一重だ」といわれる
だが、私は、鷲田先生の上記コメントには賛同できない。

近時の日本の政治家の圧倒的多数は、①②であって、③ではない。
これに対し、我が母校(高校時代)の「優等生」の圧倒的多数は、「勉強をしないふりをしてちゃんとやっていた」(③)。これに対し、ポカンとしていた(上記①②の)私は、受験に失敗した。とはいえ、今日は、「高校時代の同窓会」。私の親友の一人は、出席予定者リストに出てなかったので、「何で、来ないんや!?」とメールしたら、「もう同期の自慢話なんか聞きたくない」だと?、「まあ、そう言わず、出てこいや。」と誘っても固辞する。しかたないので、近々、東京で会う約束をしたがな。