弁護士のブログBlog
「令」 の抱える三つの問題と,裏の意味?
- 2019-04-03
「令和」の「令」には三つの由々しき問題がある,
という本郷和人教授(東京大学史料編纂所)のご指摘は鋭い。
1.『令』は,上命下達の『命令』に使う使役表現。
個々の国民が自発的に活躍する社会とは異質な観念である。
2.『巧言令色鮮し仁』 (口先と上っ面だけの人間は,仁=愛に欠ける)
という故事のとおり,「令」はネガティブな評価の対象となりうる。
3.『令旨』は皇太子殿下の命令の意味で,天皇の命令(『勅』『宣』等)ではない。
天皇の生前退位で定める新元号として,ズレている。
したがって,中世の人々の言語感覚からすると,
『皇太子が平民に命令して仲良くさせる』
という意味になるらしい。
「令和」選抜の,「穿った」「隠れた」(?)見方を一つ。
「令(れい)」は,「礼(れい)」に通ずる。
「秋篠宮殿下」の称号は『礼宮』(あやのみや)。
そう。隠れた裏の意味は,・・・
事実上の新皇太子(=『礼宮』殿下・父君)の命令で,
秋篠宮家内の危機的なゴタゴタについて,「平和」な解決を願う,国民の願望が,
はからずも新元号の意の中に込められてしまった!,
・・・・んな訳ないか。
<参照>